お客様を映さずに「雰囲気で選ばれる美容室」へ【美容室編】

スタッフ出演で魅力を伝えるショート動画活用術

美容室のSNSで最も強い武器は、“空気感が伝わる映像”です。 なぜなら美容室は「技術」より先に、人柄・世界観・安心感で店が選ばれる業態だからです。

ただし、実際の撮影では「お客様の顔が映せない」というハードルがあります。 でも安心してください。お客様を一切映さなくても “雰囲気で来店意欲を最大化できる動画” は作れます。 しかも、スタッフが出演できるなら“ファン化”のスピードは一気に上がります。

ここからは、美容室オーナー向けに お客様を映さず・世界観を伝え・予約につながるショート動画の作り方を解説していきます。

■ 1. 「世界観」は人ではなく“体験の断片”で伝わる

ショート動画で重要なのは「この店、好きかも」と0.2秒で思わせること。 そのために映すべきは、お客様ではなく

  • 店内の光
  • 道具の音
  • スタッフの手元
  • 動く髪
  • カットクロスの揺れ
  • ハサミを置く音
  • 扉を開ける瞬間の景色

といった “体験の断片” です。人は「雰囲気」で店を選び、「安心感」で予約を決めます。 だから 雰囲気の演出=来店意欲の演出 なのです。

■ 2. スタッフ出演が強い理由

お客様を映せない美容室でも、スタッフが出演できる時点でかなり有利。 なぜならショート動画の本質は “人柄の可視化” だからです。

内容伝わる印象
スタッフの笑顔の一瞬→ 優しい店に見える
手元アップ+真剣な目線→ 技術の信頼につながる
オフ感あるワンカット→ 親近感が生まれる

顔出しが苦手なスタッフは、 後ろ姿・横顔・手元だけ・声だけ出演でも十分。ポイントは「この人に髪を任せたい」 と思わせる “親近感の演出” です。

■ 3. 美容室が伸びるショート動画の型(ネタが尽きないテンプレ)

明日から使える鉄板構成を紹介します

① ルーティン型
開店準備・掃除・道具セッティング・タオルワーク

② 技術密着型(お客様は映さない)
手元アップ / 後ろ姿 / うなじ / 毛先の動き / 巻き終わりの質感

③ スタッフ紹介型
・「○秒で自己紹介」
・「得意スタイル公開」
・「休日の1カット」

④ 感性ショート(世界観特化)
店内の光 × BGM × シルエット映像だけ → “美容室版ミュージックビデオ” を意識

⑤ Before→After(顔は映さず)
後ろ姿や髪の動きだけでOK。 → 動く髪の“余韻”を入れると反応が跳ねやすい。

この5ジャンルをローテーションすれば、週3投稿を無理なく継続できます。

■ 4. 編集のコツは「音×テンポ×余白」

美容室は“音が強い業態”です。 ハサミ・ドライヤー・薬剤の揺れ・クロスの擦れ、全部がコンテンツ。

おすすめ構成はこちらです

  • 最初の0.5秒で光・シルエット・手元を見せる
  • 音(BGM or 動作音)にテンポを合わせる
  • 最後に“余白のある一瞬”を残す

余白があると、「もっと見たい」=保存 が生まれ、TikTokやInstagramリールのアルゴリズム的にも、保存率の高い動画は露出が伸びやすい傾向があります。

■ 5. SNS投稿を「予約」につなげる導線

せっかく世界観が伝わり動画が伸びても、導線設計が弱いと集客につながりません。
以下の3つを最低限整えましょう。

導線ポイント
プロフィール得意ジャンルを一言で(例:大人女性の似合わせボブ専門)
ハイライト「メニュー・料金・予約方法・スタッフ紹介」を固定
投稿内の一言「ご予約はプロフィールのリンクから」でOK

ショート動画で“空気感”→プロフィールで“信頼”→ハイライトで“安心”→予約
この流れを作ると反応が目に見えて変わります。

■ まとめ

お客様を映さなくても、美容室は“雰囲気”と“人柄”でファンを作れる業態です。

  • 断片で世界観を見せる
  • スタッフ出演で親近感を育てる
  • 動画は型で量産
  • 音と余白で余韻をつくる
  • 導線で予約に落とし込む

この流れを続けるだけで、 ショート動画は新規導線とファン育成の最強ツールになります。
お客様ではなく、 スタッフと光と空気を映す美容室SNSへ。
必ず結果は出ます。明日から是非実行してみてください。

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