SNSといえば「エンタメ」のイメージが強いTikTokですが、実は効率的な情報収集にも活用できます。ショート動画特有のスピード感とアルゴリズムを上手に利用すれば、ニュースから趣味、ビジネスのトレンドまで幅広くキャッチアップ可能です。ここでは、TikTokで効率的に情報を集めるコツを紹介します。
目次
TikTokで効率的に情報収集する方法

ハッシュタグ検索をフル活用
TikTokでは検索窓にキーワードを入力すると、関連する動画だけでなく、ハッシュタグ単位で情報がまとまって表示されます。
例:「#大阪グルメ」「#副業」「#最新ガジェット」など 関心のあるジャンルのハッシュタグをブックマークしておくと、タイムラインを流し見するより効率的に情報を収集できます。
ただし、最新のバージョンでは入力できるハッシュタグは5つまでに制限されています。しっかり選定を行いましょう。
キーワード検索は「日本語+英語」で
同じテーマでも、日本語と英語で検索すると得られる情報の幅が大きく変わります。
- 「二日酔い 対策」→ 日本人投稿者の生活実感
- 「hangover cure」→ 海外の医師や健康系インフルエンサーの情報 両方を組み合わせることで、多角的な視点を得られます。逆にクリエイター側はキャプションやハッシュタグ、テロップも2つの言語を使うことで海外からの流入も期待できます。
保存とコレクション機能で“マイ情報データベース”化
気になる動画は「保存」しておくのが基本。さらに、ジャンルごとに「コレクション」を作って整理すれば、あとから必要な情報を探しやすくなります。
「旅行情報」、「仕事効率化」、「健康・美容」など自分専用のミニ図書館のように活用可能です。
信頼性を見極める
TikTokはスピード感が魅力ですが、玉石混交の情報が多いのも事実。信頼性を高めるには、以下を意識しましょう。
- 投稿者が専門家かどうか(医師・研究者・現地レポーターなど)
- コメント欄での反応(体験談や反証が出ているか)
- 複数の動画や外部サイトでの裏付け確認
TikTokはもはや「ダンス動画のプラットフォーム」ではなく、世界中の人がリアルタイムで情報を発信する巨大な検索エンジンです。上記を意識すれば、エンタメだけでなく“情報収集の武器”としても活用できます。また、クリエイターはこれらを活用して”検索されやすい動画”を作ることも重要です。
このセクションでは、検索されやすい動画の作り方を紹介します。
タイトルとテキストに「検索ワード」を入れる
検索にヒットするかどうかは、キャプションやテロップ内の「キーワード」に左右されます。
- 例:「二日酔いを早く治す方法」
- 例:「大阪の安い焼肉 3選」 タイトルや冒頭テロップに具体的なワードを入れることで、視聴者が検索したときに上位に表示されやすくなります。
最初の3秒で答えを提示
検索して動画を見る人は「早く答えを知りたい」と思っています。冒頭で「今回の動画は〇〇について解説します」と明示すると、最後まで視聴されやすいです。
- ❌「昨日こんなことがあって〜…」と回りくどい導入
- ✅「二日酔いの吐き気を抑える3つの方法を紹介します!」
ハッシュタグは「大+中+小」を組み合わせる
- 大枠(#健康 #旅行 #副業)
- 中テーマ(#二日酔い対策 #大阪グルメ #動画編集)
- ニッチ(#梅田ランチ #PremierePro初心者)このように階層的に組み合わせると、幅広い層にリーチできます。
縦型動画ならではの“テロップ設計”
「音声なし+スクロールしながら」見ている人も多いため、字幕やテロップは必須。
- 重要なキーワードを大きく表示
- 色分けして視線を誘導
- 一文を短く区切る
サムネイル(カバー画像)で一目で内容が伝わるように
検索一覧で表示されたときに「見たい!」と思わせるサムネイルがあるかどうかは大きな差になります。
- 背景にテーマ画像(食べ物・場所など)
- 大きめの文字で「3選」「保存版」など強調
- 色はコントラスト強めに
「保存したくなる動画」を目指す
検索から来る人は“一度見たら終わり”ではなく、“あとで見返したい”と思う傾向があります。
- 3〜5個のTipsを箇条書き風にまとめる
- 「最後にまとめ」パートをつける
保存数が伸びるとアルゴリズム上も有利になり、検索経由以外でも拡散しやすくなります。
冒頭の編集についてまとめた記事はこちら
→https://mazikamazika.com/column/tiktok-contents-15/
まとめ
エンタメだけでなく検索流入を意識した設計をすることで、狙った層に効率的にリーチできるようになります。
TikTokで検索されやすい動画を作るには、単に「おもしろい動画」や「映える動画」を作るだけでは不十分です。大事なのは “検索ユーザーの目線” に立って設計することです。
TikTokを「検索エンジン」として捉えることこそ、これからの伸び方のカギになるのです。